【海外調査:インドネシア】ジャカルタのファッション事情②ヒジャブとファッション

前回に引き続き、ジャカルタのファッション事情を「ヒジャブ」の観点から探っていきたいと思います。

「ヒジャブ」とは、イスラム教地域で女性がかぶるスカーフです。このヒジャブ、色も形も非常に豊富で、イスラム教の女性のファッションの代表的なアイテムとなっています。

2年前にはユニクロがカラフルでスタイリッシュなヒジャブをはじめ、ブラウスとワンピースを組み合わせた伝統的な衣類等を、イスラム教徒が多いシンガポール、マレーシア、タイそしてインドネシアで、積極的に展開し話題を集めたのも記憶に新しいのではないでしょうか?

 

 

 

ヒジャブを身に着けていますか?

まず、ジャカルタの女性にヒジャブの着用頻度を聞いてみました。

全体の59%は毎日あるいは時々ヒジャブを着用しており、41%は全く着用しないという結果となりました。意外とで着用しない人が多いというのが率直な感想でした。「インドネシアは、比較的戒律が緩く、ヒジャブを着用していない女性は多い」と現地担当者は話します。特に、高年齢者はほとんどの割合で着用していないようです。逆に、あえてヒジャブを着用する女性というのは、ヒジャブのお洒落なファッションアイテムとして注目しているのかもしれません。

「芸能人がヒジャブを着けてメディアに出ることが多く、若い世代ではお洒落なヒジャブを身に着けたファッションが流行っている」

ヒジャブを洋服とコーディネートする時に気を付けることは何ですか?

全体で、一番気を付けるポイントは「色合わせ」、続いて「洋服とのバランス(形)」となり、巻き方はそこまでこだわりはないようです。年代別では、30代は、「洋服とのバランス(形)」を一番重視するという結果でした。やはり、ヒジャブを単一のファッションで考えるというより、他のアイテムとの組み合わせを考えたコーディネートが大事なんですね。

ヒジャブファッションで好きなコーディネートは次のうちどれですか?

ヒジャブファッションで、一番好きなコーディネートは「エレガントなワンピース」と全体の72%が回答。その次に人気は「スポーティなジーンズやパンツスタイル」(69%)という結果でした。一方、「トラディショナルな民族衣装」は24%となり、ヒジャブを自分の好きな最新のファッションと合わせて考えている女性が多いことがわかります。

ヒジャブは、女性差別の象徴として否定的に見られることもあるようですが、今回の調査の結果を見ると、少なくともジャカルタの女性は、自身のファッションコーディネートの一部として、ヒジャブファッションを楽しんでいる女性が多いようですね。

インドネシアに今後進出する日本のアパレル企業にとって、「自社ブランドとヒジャブとのコーディネート」をいかに見せるかが、消費者のハートを射止める鍵になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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